ESG(環境・社会・ガバナンス)・SDGs

SDGs(サステナブル)経営への取り組み

企業理念に基づき、昨今世界的なトレンドとなっている
「SDGs(持続可能な開発目標)」を前提に、
当社としてもESG(環境・社会・ガバナンス)の取組みを強化していきます。

企業理念

顧客に満足を 地球にやさしさを 社会に夢と活力を
顧客のサステナビリティ経営 の理念、社会貢献の方針に 共鳴し、当社製品・サービス を通じてその達成の一翼を 担う 地球環境への配慮を前提と した活動を積極的に推進し、 当社製品を通じて地球環境 問題解決に向けた貢献を図る 当社のコア技術を活用した ものづくりの分野で社会に 貢献し、顧客・株主・社員・ 取引先・地域社会など、あら ゆるステークホルダーに信頼 される成長企業を目指す

サスティナビリティ基本方針

フェローテックグループは、「顧客に満足を、地球にやさしさを、社会に夢と活力を」を企業理念に、国際社会との調和を図りながら、生活に貢献し、高品質かつコスト競争力のある革新的な製品やサービスの提供を通じて、社会貢献を果たしながら成長する楽しみが持てる企業を目指しています。これを実現するために私たちは、コア技術を活用した環境にやさしいモノづくりや素材・製品の開発により地球環境問題の解決に貢献して行くとともに、適正な企業統治の下、社会から信頼される企業として、フェローテックらしい形で社会の課題解決と持続的発展に貢献していきます。 取引先においても、この方針を支持し、それに基づいて行動することを要請します。

私たちは、国際ルール・法令を遵守するとともに腐敗防止に取り組み、公正・誠実に業務を遂行します。
私たちは、人権を尊重し、差別をせず、いかなる形であれ児童労働・強制労働は行いません。
私たちは、ステークホルダーとの関係を大切にし、適時かつ適正な情報開示を行います。

ステーク・ホルダー(長期投資家)および当社事業へのインパクト別マトリックス一覧
(社会的課題を含む)

当社が特定するSDGsのマテリアリティ(重要課題)

項目 マテリアリティ 重点テーマ 具体的な取組み
(取組予定、目標含む)
SDGsへの取組
E環境 環境汚染に配慮し、温室効果ガス排出低減へ貢献 製品
開発・供給

●パワー半導体用絶縁放熱基板(DCB、AMB、DPC)の開発や市場への普及による消費電力削減への貢献

●再生ウェーハ事業の推進によるダミーウェーハのリサイクル化の進展に伴うCO2削減への貢献

生産技術
マネジメント

●知能化・自動化・デジタル化の推進(中国子会社)での生産効率の向上による省エネ・省資源への貢献

●ITシステム強化(ERP、MES、QMS、CRM等)

●倉庫の自動化※2022年迄に中国子会社の工場の倉庫の殆どを自動化予定

品質
マネジメント

●「品質は命」とした品質管理強化の推進による従業員の意識改革(クレーム率を毎年前年比50%削減)

●意識改革の一環として、従業員に対しての品質アンケートの実施(中国子会社)

環境
マネジメント

●工場のPVパネル設置(千葉、中国子会社)

●工場照明のLED化、排水・排熱再利用(中国子会社)

●排水・排気のモニタリングモニター設置(見える化)

●ISO14001に準じた産廃、物流資材の削減(千葉、中国子会社)

●環境省「エコアクション21」に準じたCO2削減、工業廃水量削減・再利用、化学物質管理の遵守(石川)

●脱炭素計画の策定(ゼロエミッション化)

調達
マネジメント

●グリーン調達推進委員会(FTHD内に設置)の活動推進による当社のサプライチェーンのグリーン調達管理強化(現状、未稼働)

S社会 コア技術を活用し、全ての人の健康維持・増進に貢献 製品
開発・供給

●PCRのコア・デバイス製品の供給(サーモモジュール)によるCOVID-19の感染拡大防止への貢献

●磁性流体ビーズを使った体外診断薬の開発による医療・健康分野に関する貢献(開発中)

ハイテク分野の部材供給を通じ、半導体、自動車関連の技術革新、インフラ整備に貢献 製品
開発・供給

●マテリアル製品、シリコンウェーハ、パワー半導体用絶縁放熱基板、サーモモジュールなどを通じ、IoT、AIなどを活用したデジタルインフラ整備に貢献+EVや自動運転などの車の技術革新への寄与。

●IP・実用新案の申請数の目標設定、管理&表彰

●中国の大学(浙江、復旦、上海理工、西北、上海財形等)との共通開発テーマ設定による技術開発

●研究院の新設(パワーデバイス、ウェーハ)

多様な人財の活用と育成 外部連携、若手の積極登用

●大学、研究院への積極支援及び連携強化による将来の幹部候補生等の発掘等、優秀な人材供給ルートの構築(石川、中国子会社)

●若手の幹部への積極登用による社内の活性化、組織の新陳代謝(全社)

●オペレーター人材の採用者の質の向上(専門学校、夜間大学卒の積極採用)

従業員のエンゲージメント向上 従業員
雇用管理

●従業員持ち株会の設立と従業員インセンティブの付与による優秀な社員のリテンション強化(中国子会社)

●“Pay for Performance”(能力主義)の企業文化の醸成による社内の活性化

●工場の安全管理体制の強化(全社)

●工場の福利厚生(食事、宿舎)等の改善(中国子会社)

●外部講師を招聘した社内勉強会の積極的な開催による従業員のキャリアパス支援(中国子会社)

社会貢献

●賀社長の浙江大学非常勤講師就任、講座開講(予定)

●奨学金の寄付(浙江大学、アナハイム大学)

●公益財団法人山村章奨学財団への支援

Gガバナンス コンプライアンスの遵守と リスクマネジメントの強化 コンプラ、リスク管理体制

●リスク管理委員会によるグループ会社からの各種リスク情報の集約(情報の一元化)

●内部通報窓口の周知徹底、BCP対応強化

ステークホルダーへの積極的開示 情報開示体制

●東証基準だけでなく、ステークホルダーへの影響も鑑みた積極的な開示(PR情報含む)

●社内開示プロセス、ルールの規程化

当社を支えるあらゆるステークホルダーを尊重し、共生を図る事で、サステナブルな
社会の実現に貢献し、企業としても持続的な成長を実現していきます。

【G】フェローテックグループを支える主なステークホルダー

ステークホルダー 概要
顧客 当社には、世界中に半導体、エレクトロニクス、自動車、医療、エネルギーなど、各分野の顧客がいます。
地域・社会 当社は、世界における各地域・社会と共生し、グローバルな事業展開をしています。
投資家 当社は、個人投資家、国内・海外機関投資家、金融機関、信託銀行、証券会社などの投資家のサポート を受け、事業を展開しています。
取引先・提携先 当社は、世界中の仕入れ先、および事業提携先と繋がり、共生する事で、事業活動を展開しています。
従業員 当社には、連結で7,000名を超える従業員がいます。

スキル・マトリックス

No 取締役氏名
(敬称略)
区分 企業経営・
業界知見
モノづくり
(生産・品質)
法務・リスク
マネジメント
技術・
研究開発
財務会計・
資本市場
との対話
営業・
マーケ
ティング
ESG・
サスティナ
ビリティ
グローバル
経験
1 賀 賢漢
2 山村 丈
3 並木 美代子
4 大石 純一郎
5 武田 明
6 佐藤 昭広
7 岡田 達雄 社外取
8 坂本 明彦 社外取
9 磯 巧 社外取
10 若木啓男
11 松本拓生 社外監
12 大樂弘幸 社外監
該当者数(人)/全体数(人) 10/12 2/12 4/12 2/12 6/12 2/12 7/12 6/12
同上(%) 83.3% 16.7% 33.3% 16.7% 50.0% 16.7% 58.3% 50.0%

※1つの項目に複数の必要な素養・経験がある場合はいずれか1つに該当した場合、「貢献できる」(●)とする。

  • 独立社外取締役

    3人

  • 外国人・女性の取締役

    2人

【E】環境汚染に配慮した、温室効果ガス排出低減への貢献

当社事業活動を通じた貢献
  • ● 太陽光パネルを用いたクリーンエネルギーでの発電(千葉工場、中国子会社)
  • ● ISO14001認証をベースとした産業廃棄物の削減、物流資材の削減(千葉工場、中国子会社)
  • ● 環境省「エコアクション21」認証をベースとした二酸化炭素排出量削減、工業用水排水量削減・再利用、化学物質管理 の遵守(石川工場、関西工場、石川開発センター)

【S】多様な人財の活用と育成

当社学生支援を通じた貢献
  • ● 投資リテラシー向上を目指す全国の学生投資サークルで構成する「学生投資連合会USIC」の主催する「第5回IRプレゼンコンテスト」が2021年2月15日に開催され、フェローテックホーディングス(HD)の財務・ビジネスモデルを分析・発表した国学院大学投資研究会KISHUが優勝。

【S】地域貢献、および子供たちの学びに対する支援

体験型科学館の夏休みイベントに「磁性流体」を提供
  • 実験や工作を通じて科学のおもしろさとふしぎを学ぶ体験型科学館、サイエンスワールド(岐阜県先端科学技術体験センター)の2022年夏休みイベント「ドロドロの世界 part2」」に当社製品「磁性流体」を提供し、地域の皆様への貢献、および来館された子供たちの科学の学びを支援させて頂きました。

東洋刃物(株)のSDGsへの取り組み

国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)共創の場形成支援プログラム
『みやぎマルチマテリアルセンター』への参画
  • ●金属積層用粉末利用の高硬度複合部材社会実装
  • ●産学共創で適用部材の採用拡大および粉末リサイクル技術構築

本JST産学共創プロジェクトは、2020年12月に採択され、宮城県内の企業研究者の教育の場として設立し、金属材料研究開発促進の貢献を目的とする。